チョコレート・カフェイン(メチルキサンチン)中毒-犬と猫の病気用語集

チョコレート・カフェイン(メチルキサンチン)中毒

メチルキサンチンを含むカフェインチョコレート、コーヒー、紅茶などに含まれる)とテオブロミンチョコレート、ココアなどに含まれる)は、犬と猫に毒性があります。犬はカフェインでは体重1kg当たり約140mg、テオブロミンでは体重1kg当たり250〜500mg摂取すると約半数の犬が死亡すると言われています。黒っぽいチョコレートはメチルキサンチンの含有量が高いためより危険です。猫は犬よりさらに敏感に反応します。

症状は、興奮、嘔吐、パンティング(ハアハアと呼吸する)、ふらつき、下痢。症状がさらに酷くなると、筋硬直、痙攣、呼吸不全、昏睡、死へと進みます。

もし中毒量を食べてすぐの場合は、動物病院で催吐処置(吐かせる処置)、活性炭、ならびに下剤の投与などが行われます。症状が軽い場合、予後は良好ですが、中毒症状が酷い場合は注意が必要です。

もしペットが誤食してしまった場合は、いつ頃、何を、どの位食べたのかを、できるだけ詳しく動物病院に伝えることが大切です。

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